1st Album 『Departure』(生産終了)

曲目
・廣田純一/Twilight!!
・ドビュッシー/3つのシャンソン
・モリコーネ/ニューシネマパラダイス
・カステレーデ/四重奏曲
・ベートーベン/ピアノソナタ第８番 『悲愴』より第２楽章
・廣田純一/SQUARE
・マクドウェル/ウッドランドスケッチより
・バッハ/主よ、人の望みの喜びを
・廣田純一/Departure

トワイライト・トロンボーンカルテット初のアルバムは今の彼らにしか描くことのできない世界観にあふれている。 何と言っても彼らの魅力は、オリジナル作品である。作曲担当の廣田の楽曲は、優しく包み込むようなハーモニーと清々しさが際立つが、非常に高度な技巧を駆使した演奏力を要求される曲である。4人の圧倒的にのびのあるハイトーンと音に対する素直な感性が光る。そして、今村のアレンジは原曲の美しさを失わずに、メンバーの個性を活かしている。 東川のまっすぐな音がカルテットの独特な雰囲気を作り出し、佐藤のバスが三人の音色をさらに響かせる。非常にバランスの良いグループだ。 今回のアルバムは、トワイライトのオリジナル曲、アレンジ曲の他に、トロンボーンオリジナルも収録。これは、東京芸大出身の彼らが日々学んできたクラシック音楽を原点とし、今ある自分たちを音にのせて、日常の中にトワイライト・トロンボーンカルテットの音楽を響かせたいという願いからである。

2nd Alubum 『Create』

曲目
・グリーグ/ホルベアの時代より前奏曲
・メンデルスゾーン/子供のための小品より第4番
・ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
・ブルジョワ/トロンボーン四重奏曲
・ドビュッシー/小組曲より「バレエ」
・廣田純一/20XX
・アイルランド民謡/ロンドンデリー
・レハール/メリーウィドウより
・廣田純一/岬より
「一本道」「展望台」「水平線」「船」「港」

1stアルバム「Depature」発売から1年。待望の2ndアルバム「Create」を4月25日にリリースされた。前作同様、メンバーの今村による編曲はカルテットとは思えない多彩な音色の広がりをみせ、「ホルベルグ」「ブルジョア」のような難曲も彼らのスーパースライドテクニックによってスムーズに刻まれ心地よく鳴り響く。全作品を通して、音楽に対する真摯な姿勢と楽しむ様子がみてとれる。今作品「Create」は作曲者や多くの演奏家、芸術家への尊敬の想いと、日常の中で様々な事が創造されていく中、トワイライトがカルテットとして更に成長していきたいという想いも込められている。また、廣田によるトワイライトオリジナル作品も見逃せない。彼らの年代が感じる心象風景のような音楽は、時に懐かしく時に鮮やかに、聴く人の心に入り込むだろう。

Mini Alubum 『Gift』

曲目
・トワイライト・クリスマス・パレード!!
・ヘンゼルとグレーテル
・もろびとこぞりて
・アヴェ・ヴェルム・コルプス
・グリーンスリーブスの主題によるパッサカリア
・天には栄え
・アメイジンググレイス
・そりすべり
・LOVE LOVE LOVE

神の楽器といわれるトロンボーンの美しさを誰もが聴いた事のある楽しい「クリスマスソング」にのせて届けたいという願いを「Gift」というタイトルに込めた。 トワイライトは学生時代より培ったスーパースライドテクニックもさることながら、4人の調和した響きはコンサートを聴きにきた観客の心を魅了する。 そして収録曲はメンバーが全曲アレンジを手がけている。今回は佼成ウィンドオーケストラでも活躍する佐藤のアレンジ作品が初めて収録されている。バストロンボーン奏者ならではのアレンジも必聴である。 多彩な音色を紡ぎだす今村、シンプルながら美しい旋律を聴かせる廣田のアレンジも健在だ。彼らもまた様々なジャンルの音楽要素を取り入れた編曲にもチャレンジしている。 トロンボーンを初めて聴く人にもおすすめのCDだ。

4th Album 『Nextage』